
1983年1月14日に製作発表(東京)山本薩夫監督出席。2月4日推進委員会議(千葉、ロケ地銚子)。2月18日宣伝会議(東京)。2月27日子役オーディション(千葉県)。3月7日関西中四国会議(大阪)。3月22日製作スタッフ会議(東京)。4月1日クランクイン(千葉勝浦)。4月16日第2回推進委員会議(千葉県)。5月5日全国理事会(箱根)。6月2日全国理事会(箱根)。6月3日ポスター作成(東京)。6月25日初号試写(東京)。7月3日完成試写、ヤマハホール(東京)。
完成試写会で私の挨拶。
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映画センター10周年の歩みを記念して、映画製作をと、全国各地から企画を募集し論議を重ね、後藤監督からの企画『こんにちはハーネス』に取り組むことを決定しました。映画センターのまわりの人たちに、この映画への製作・上映支持をよびかけたところ、早速、シナリオ検討会、シナリオテープの回し聞き、撮影現場への激励、成功させる会の結成等、多くの方々から協力をいただき、映画完成にこぎつけました。ありがとうございました。
子どもたちによい文化(映画)を届ける仕事が----この映画『こんにちはハーネス』をみた子どもたちの心の中に、盲人の方々への理解、障害を持つ人々への思いやりが根づく----ひとつの手助けになればと願っています。企画から映画完成まで2年を経過しました。いま、全国で150万人の人々にこの映画を届けるスタートラインに立っています。
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広島県の普及目標は8万人とした。
7月12日後藤俊夫監督を迎え、松竹東洋座で完成披露試写会。
内海巌さん(広大名誉教授)・中村忠良さん(広島県盲人協会会長)を代表、大和喜久男さん(広島市市子連副会長)を事務局長に3月18日結成された『広島上映を成功させる会』のメンバーは映画を観て、県内普及目標を15万人に変更。
プロデューサーの私を支えてくれた広島映画センターのスタッフは、社長の小森宏子、営業部長の田辺昭太郎、興行部長の杉本雅子、広島市担当の渡部文明・奥谷義行、西部担当の牛尾英隆、ブック担当の友川千寿美・豊嶋保子さん8人。
この年の12月31日の集計では、劇場上映(松竹名画座)1週間、174ヶ所で上映。5万4134人に見てもらった。
製作協力券(1000円)は4059枚普及。
上映は、小・中学生1人250円、高校生1人350円。学校規模に関わりなく、映写料は無料で進めた。(劇場は除く)