2010年05月09日

私的、広島と映画とアニメーション論 20 広島市映像文化ライブラリー

20 広島市映像文化ライブラリー

 1982年5月1日、広島市映像文化ライブラリーがオープンした。

 同日の記念式典で、ライブラリー所蔵作品の収集に尽力した広島出身の日本映画製作者連盟・岡田茂代表(東映社長)は『東京に次ぐ本格的ライブラリーが誕生したことは、われわれとしても喜ばしいことだ。アメリカでは、スティーブン・スピルバーグら若手の監督は皆ライブラリーに通って映画の勉強をした、という。そうした環境が広島にもできたわけで、新藤兼人監督に続く映像作家が生まれて欲しいと思う。そういう意味からも、フィルム収集の充実のために今後とも大いに協力したい』と述べられた。

 この岡田茂さんの強力な後押しがあって35ミリの戦前・戦後の名作映画の収集は円滑に進んだ。

 私も、最初から「フィルム収集についてご意見を承る会(広島)」の委員になっている。

名作映画収集基準は

1 広島にゆかりのある作品
・ 広島をテーマや舞台にした作品
・ 広島出身の映画人(監督、原作者、スタッフ)の作品
2 映画賞及び映画祭受賞作品
・ キネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクール、日本アカデミー賞などの国内映画賞受賞作品
・ カンヌ、ベルリンなどの国際映画祭等における受賞作品
3 芸術史、文化史として重要な作品
・ 日本映画史において重要な映画人(監督、俳優、原作者、スタッフ)の作品
4 平和をテーマにした作品
・ 戦争や核兵器の悲惨さ、平和の尊さ、地球環境や人権の問題などを問う作品
5 アニメーション映画史上重要な作品
6 その他、文化遺産として収集すべき貴重な作品

 2010年3月末現在、名作映画は631本が所蔵されている。

 広島市映像文化ライブラリーでは、169席のホールで名作映画鑑賞会、文化映画鑑賞会、外国映画鑑賞会、文化講演会を行い、レコードコンサート、16ミリフィルム・映写機貸出を行っている。1985年からは、広島国際アニメーションフェスティバルの第一次審査(選考審査)の会場となっている。



posted by T.K at 21:27| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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