2010年07月03日

私的、広島と映画とアニメーション論 28 広島国際アニメーションフェスティバル−2

28 広島国際アニメーションフェスティバル−2

 木下蓮三さんの日記にある「中国新聞が1985年夏の開催決定をスクープ報道」の記事。

                  (1984年3月14日 中国新聞夕刊)
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 反核・平和誓うアニメ映画祭を 日本人作家ら提唱
  来年、広島で国際フェスティバル計画
   8・6中心に50本上映  市も受け入れ検討

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(原爆をテーマにした初のアニメ映画として反響を呼んだ木下蓮三氏作の『ピカドン』の一部)

 来年、被爆四十周年のヒロシマで、反核・平和を誓うアニメーション映画の国際的なフェスティバルを開く計画が持ち上がっている。二年に一回、ヨーロッパを中心に大規模なアニメ・フェスティバルを開いている国際アニメーションフィルム協会=ジョン・ハラス会長(英国)、約三千五百人=に所属する日本人作家らが提唱し、実現すればアジアでは初めての開催。国際文化都市を目指して国際的なエベント招致に力を入れている広島市も、開催受け入れについて検討を始めた。

 国際アニメーションフィルム協会に所属している日本人作家は、六年前に原爆をテーマにしたアニメーション映画「ピカドン」(PICADON カラー16ミリ、九分)を製作して反響を呼んだ木下蓮三氏をはじめ、久里洋二、手塚治虫氏ら二十二人。なかでも、同協会のアジア地区理事を務める木下氏は、「世界の作家が改めて反核・平和を誓う場」として、被爆四十周年のヒロシマでのフェスティバル開催に強い熱意を示し、広島市に受け入れを働きかけている。

 木下氏らの計画では、フェスティバルは「原爆の日」の8月6日を中心に五、六日間の日程で開き、世界の有名な作家らが出品した約二百本のアニメ映画を審査。優秀作品を五、六十本に絞って連続上映し、市民に公開する。「ヒロシマで開くことになれば、出品作品のテーマも核や平和問題に集中するのは必至。これまでのフェスティバルとはひと味違うアニメの“平和映画祭”になる。」と木下氏は期待している。

 この計画に広島市も感心を持ち、既に木下氏と話し合いを進めているが、問題は受け入れに伴う費用。これまでのフェスティバルでは、開催都市が出品作品の運搬費用や審査委員ら協会幹部の交通、滞在費、フェスティバルのポスター、会場の費用などを負担し、市は「七、八千万円はかかる」(企画調整局文化担当)とみている。

 広島で開くことになれば、四月にユーゴスラビアで開かれる映画芸術関係者の国際会議で意思を表明する必要がある。このため、木下氏は広島市の態度決定を心待ちにし、広島市も「地元財界などの協力も得る実行委員会方式での開催が可能かどうか、直接の実施機関を市教委、市映像文化ライブラリーのどちらにするか総合的な検討を急ぎたい」(石橋企画調整局次長)としている。
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posted by T.K at 10:09| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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